どうも、Wizです。
Netflixで映画『ウォンテッド』を観ました。クール&バイオレンスなシーンの数々で、びっくりするほどの良作でした。ほどよいヒャッハー具合の映画でワクワクしたいときに、ぜひおすすめしたい映画です。
とてもよかったので、レビュー記事を書いてみます。興味があれば、ぜひレンタルやNetflixで選択肢にいれてはどうでしょう!
(※あらすじ、一部シーンの記述はありますが、物語の重大なネタバレはありません。)
目次
あらすじ
日々が楽しくなく、会社でもみじめな目にあっていた主人公。しかし、あるとき父が凄腕の暗殺者であったことを知ってしまう。暗殺組織の存在を知り、父のような人物になろうとしていく。
ジャンル・基本情報
これはもう文句なしのアクションです。アメリカのアクションらしい豪快な感じと、暗殺者らしいアクションがバランスよく成立しています。
- 公開:2008
- 監督:ティムール・ベクマンベトフ
- 出演:ジェームズ・マカヴォイ(X-MEN)、アンジェリーナ・ジョリー(マレフィセント)、モーガン・フリーマン(最高の人生の見つけ方)
レビュー
海外アクションのエキサイティングな面と、それを底上げする脚本の良さによって、一口でホットドッグとワインが楽しめるような作品です。
アクション作品が好きだけど、ひたすら暴れるばかりの映画はちょっとなというときにぜひおすすめしたい作品になっています。
上質なアクションシーンの数々が、友達や彼女ともりあがるときのエネルギーになるでしょう!
あっけにとられるアクション
これまで観たようで観たことなかったようなアクションシーンがすごいです。
アクション映画は星の数ほどつくられていますが、過去を習いながらもこれまでに観たこともないようなアクションをつくろうという制作陣の熱意が伝わってきます。
やることは同じでも、魅せ方次第でこうにもなるのかとわくわくしました。これが2008年の作品っていうんだからすばらしいですね。”斬新”というワードがぴったりです!
強引でも映画の雰囲気にうなずかされるような納得感があります。
ジェームズ・マカヴォイがいい!
主人公は会社で働いている一般人です。そこから暗殺組織にはいっていくんですが、このギャップがいいんです。
ジェームズ・マカヴォイの雰囲気が、ずばり一般人なんですよね。すれてるけど、性根はあまちゃんみたいな感じです笑
そんな印象が強くあるので、その後の展開によりインパクトをうけます。
これがジェイソン・ステイサムとかだったら、記憶をなくした元暗殺者じゃないかと疑っているところです。これも含めて全体的にすばらしい配役でした。
暗殺者組織の魅力
”秘密の組織”という存在の魅力はすばらしいものがあります。
「秘密の組織にはいらないか?」なんて勧誘されたら断れる自信がまったくありません。そこに「これは運命だ」なんて言われたら、イチコロでしょう笑
そんな組織には癖のある人物がでてくるのがお約束ですね。やたら銃に詳しかったり、入れ墨があったり、いろんな人がでてきます。
そしてボスはモーガン・フリーマンが演じています。彼がボスだったら、私も入って司令を受けてみたいほどです!
監督の哲学
監督はティムール・ベクマンベトフ。5回くらい言って、やっと覚えました笑
監督はインタビューで以下のように言っています。
「脚本と監督の関係は、ダンスの振り付けと実際のダンスとの関係に似てると思う。振り付けはあっても、実際のダンスはダンサー自身が生み出す。それを同じように監督は欲しいシーンを自分で生み出すんだ」
その製作方法で創出された斬新な映像が魅力だが、監督が「マトリックス」3部作で好きなのは第1作のみ。昨今の派手なだけのアクション映画には興味がないという。
「ああいう映画はお金を払って見る気にはならないよ。テーマのないアクション映画にはまったく興味がないんだ」
(映画.comインタビューより引用)
インタビューにある通り、「テーマのあるアクション映画」という言葉がふさわしい映画です。
やはり監督自身の考えが強く反映されている映画は、筋道が通っており一つの映画として成り立っているのでしょう。
原作はマーク・ミラー
原作はマーク・ミラー著のコミックです。
彼の他の原作作品には、マーベルの『シビル・ウォー』や、マシュー・ヴォーンによって映画化された『キック・アス』などがあります。
魅力的な原作と、すばらしい監督・俳優・制作陣がそろってこそ、多くの人を魅力する映画になっていることがわかりますね!
まとめ
映画『ウォンテッド』、思いもしないほど良質のエンタメアクション映画でした。興味があれば、ぜひどうぞ!
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