どうも、Wizです。Netflixで『キミとボクの距離』(原題: The Space Between Us)を観ました。
この映画は、Netflixオリジナル・フィルム、つまりNetflixでしか観ることのできない作品となっています。
火星と地球を舞台にくりひろげられる、砂糖菓子のような雰囲気の映画でした。ぐったり疲れているときに、にまにましながら観るのをおすすめしたくなります。SF、恋愛が好きな人も、ぜひどうぞ!
目次
あらすじ
火星で生まれた1人の少年。彼は地球にあこがれていたが、ある問題から地球に行くことができずにいた。同世代との接触は、地球にいる1人の友達のみ。そんなある日、彼に地球にいけるチャンスがおとずれる。
ジャンル・基本情報
ジャンルはラブロマンスアドベンチャー。人類が火星に入植してしばらくという舞台なので、少しSFの雰囲気もあります。
- 公開:2016年
- 監督:ピーター・チェルソム(しあわせはどこにある)
- 出演:エイサ・バターフィールド(ヒューゴの不思議な発明)、ブリット・ロバートソン(トゥモローランド)、ゲイリー・オールドマン(ダークナイト)
レビュー
星と星を舞台とした、スターフルな映画でした。
恋愛に国境はないといいますが、近未来では「恋愛に星間はない」なんて言っているかもしれません。心がほっこりするような幸せな気持ちになりました。
ストーリーから連想したのは、新海誠監督の『ほしのこえ』です。こちらも地球と、遠くの星の恋愛がでてきます。どちらもおもしろい作品でしたが、『キミと僕の距離』はカップルで安心して見れるような、娯楽作品としてのおもしろさを感じました。
仲のいいカップルはもちろん、絶賛ケンカ中のカップルにもおすすめしたい映画です。細かいことは気にせずに、肩の力をぬいて観てみましょう!
初々しい彼
彼は火星育ち、周りにいるのは年上ばかりです。
恋愛なんてする機会はなく、昔の映画を観て女性をエスコートする仕草を真似したりしています。そんな様子に、にやにやスマイルがとまらなくなってしまいました。
そんな彼に一番やられたのは、「どうして20秒前よりもキレイなの?」というセリフ。こんなの素面じゃ言えませんね(にやにや)。
世の男性諸氏は、この映画から大いに学ぶべきところがあるかと思います。観ているだけで、彼のセリフを言ってみたくなるかもしれません。
ロードムービー
彼はある目的のために、アクションを起こします。
このシーンが、まるでロードムービーのようなんです。一つのことを一途に追い求めていく生き様に、ドキドキしながらも見守りたくなりました。
旅は若者を成長させるといいますが、その通りですね。
わたしとあなたの距離
この映画のタイトルには「距離」という言葉があります。原題にも”~の間に”という意味の「Between」がはいっています。
物理的なキョリが離れていても、心と心のキョリが離れているとは限りません。それと同じく、間近にいても心はどうしようもなく孤独なんてこともあります。
キミとボクの距離はどうなんだろう?
そんなことを考えさせられました。
印象に残ったシーン
印象に残ったのは、このシーン。
単純な画としての美しさと、抽象的だからこそ伝わってくる感情がたまりません。
充実の俳優陣
Netflixのオリジナルフィルムであり、映画館でやっているような知名度はありませんが、俳優陣はとても豪華です。
キーとなるキャラクターは、なんとゲイリー・オールドマンが演じています。『ダークナイト』シリーズの”ゴードン警部補”や『ハリー・ポッター』シリーズの”シリウス・ブラック”が有名ですね。
他にも中心人物として、『エンダーのゲーム』や『ヒューゴの不思議な発明』で主演を演じたエイサ・バターフィールド、『トゥモローランド』や『アンダー・ザ・ドーム』に出演したブリット・ロバートソンなどがでています。
そして監督は『しあわせはどこにある』で、あらためて幸せの考え方を問いかけてくれたピーター・チェルソム。
熟練した監督・名優と、いまも成長中の若きスターたちの共演をあじわうことができます。
まとめ
Netflixオリジナルフィルム、どんどんおもしろい作品が入ってきています。『キミと僕の距離』、とっても楽しめました。興味があれば、ぜひのぞいてみてください!
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