ここでは、小説家になろうに投稿されている中で、学園・学校を舞台としたおすすめファンタジー小説を8つ紹介する。
教師や生徒、テストや学部など、学園ならではの魅力はたくさんあるが、それは異世界を舞台としても変わらない。
私が好きな作品順に上から紹介しているので、気になる小説があったらぜひ1話をのぞいてみてほしい。紹介文はおおよそ「かんたんなあらすじ」「作品の魅力」「こんな人におすすめ」と書いている。
では、どうぞ。
目次
1.リーングラードの学び舎より
リスリア王国ではじまった義務教育計画。【術式】の教師として赴任したヨシュアンを待っていたのは個性溢れすぎな6人の生徒たちだった。
なろうファンタジーの隠れた傑作! これほどファンタジーと教育をつきつめた作品は他にないんじゃないだろうか。そもそも学校ってなにってところから試行錯誤していくのがすごい。愚痴はきながら生徒たちと向き合っていくヨシュアンの背中が輝いてみえる。
生徒同士の身分差や、軍や貴族の影響、そして見え隠れする隣国の影。戦争が終わって間もない時代に教育という名の新たな戦いが幕を開ける。一言で説明できないような魅力的な作品。ぜひ読んでみてほしい!
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2.魔術学院の平和主義者
とある国のとある魔術学院で教師をつとめるシール。彼のもとにはなぜか次々と災厄がもちこまれる。戦争も今は昔、平和なはずの時代にシールは平和を満喫できるのか。
教育とファンタジーのバランスがなんともすばらしい作品。荒波のような人生を歩んできたからこそ、平和の大切さを生徒に伝えたいシール。その身に巨大な力を内包しながら、どこまでも教え導く人であろうとするシールにしびれた。
完結済みで最後までしっかり読める作品。のんびりとしながら仕事にはげむ彼の姿をみるとほっとする。落ち着いたファンタジーものが好きな人はぜひ!
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3.貧民と非国民と空の橋
あなた方にこれからやって頂く事、それはこの無人島に新しい文明を築く事です。
貴族制度が崩壊して間もないころ、国を担う人材を育てるために設立された「シュバート国立学院」。やっとの思いで入学をはたした主人公を待っていたのは、島に文明を築くという壮大なサバイバルだった。
一つの島という学園に、元貴族も貧民も砂漠の民もつめこむという発想がおもしろい。前向きで周りをまきこんでいく主人公と、過去に傷跡をかかえた元貴族。人生は長いがここまで濃密な1年はないだろう。
なろう未完の名作。紹介するか迷ったが、途中まででも読むのが止まらなくなってしまう。一味違った学園ものを読んでみたい人はぜひ。
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4.平和の守護者
第二次世界大戦末期に超能力者が現れた現代社会を舞台に、1人の少年の成長を描くローファンタジー。訓練校編からはじまり、その後の部隊での活躍もえがかれる。
リアリティあふれる訓練校生活が読んでいてとてつもなく楽しい! 明るくおちゃらけながらも根はがっしりしている主人公が、超能力に魅力され仲間と一緒に邁進していく。大人として子どもたちを導く教師サイドもしっかりえがかれ、まさに学校を部隊とした成長物語の決定版ともいえるんじゃないか。
訓練校を卒業した後の、部隊編も目が離せない。能力者の数が国力を決める世界で、他国やテロリスト相手にバトルすることも。現代社会を部隊にしたファンタジーが好きな人にぜひ読んでみてほしい作品。
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5.無職転生-異世界行ったら本気だす-
異世界に転生した男の誕生から終わりまで。幼年期、少年期を経て第7章青少年期から学校生活がはじまる。
なろうファンタジー界にそびえ立つ傑作。悔いのない人生のなんと難しいことか。最強でも何でもない、むしろスケベな主人公がふんばってふんばって足を踏み出していく。学校編までたどりついたときの感慨もひときわ深い。
ぜひ第2章まで読んでみてほしい作品。そこまで行けば学校編までまっしぐらだろう。本編完結済みで、書籍化もされている。
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6.超絶政治闘争学園ノブリス
誰にでも入ることはできるが、能力によって徹底的に差別されるノブリス学園。6つの会が支配する学園で、エリートにあこがれる普通の少年夏彦に待ち受けるものとは…。
政治に焦点がおかれた学園もの。学園内だけで使える限定能力と、エリートへのあこがれを胸に命がけで行動していく。政治とは人のつながりなんだと考えさせられる展開がすばらしい!
政治と言ってもかたくるしいものではなく、むしろなまなましい。バトルもあるので、気になる人はぜひ読んでみては。本編完結済みで最後まで安心して読める。
オススメ:
7.空想科学学園都市 井川
静岡県に山奥に国連によって設立された世界最高学府。世界中から志望者が集まり、卒業者には破格の未来が約束される。そんな学府に入学した主人公ははからずも大騒動をくりひろげるのであった。
世界中から才能に溢れた学生が集まるなんて設定がまずひかれる! 変人奇人の巣窟で若さにあふれた学生たちのノリにバカバカしくも笑ってしまう。学園の外との関わりもえがかれて、学府のとんでも具合に笑ってしまった。
現代を舞台としたファンタジーともいえるようないえないような作品。超能力とかはないが、その頭のよさが能力ともいえるのかも。鈍感な主人公がちょっと気になる人はぜひ。
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8.帰ってきてもファンタジー!?
やっとの思いで異世界から現代に帰ってきたら、元の世界では別の異世界と交流がはじまっていた!? 氷襲者として保護された主人公は、異世界の技術を学ぶため合同で設立された学園へ入学させられるのであった。
この作者はとにかくギャップを描くのがすごい。ギャップが際立ちすぎて、ちょっと主人公がキザにみえるときがまあまああるが、それも含めて魅力となっている。異世界での過酷な体験は彼を変えてしまったのか、そして主人公がいない間に変わってしまったものとは。いろいろなギャップに心がざわついてしまう。
異世界からの帰還が好きな人にぜひおすすめしたい作品。主人公の性格にあうあわないはあるだろうが、まずは1話を読んでみてほしい。
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学園を舞台としたおすすめファンタジー小説まとめ
8作品を紹介した。一つでも気になった作品を見つけることができたなら、幸いである。
他にも学園を舞台としたおもしろい小説があればぜひ教えてほしい!
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